パエリャは今でこそ日本でも名前が知られるようになりましたが、そんなに昔でもないかつて、スペイン料理は何かと聞かれると「パエリャ」と答えても「それ何?」でした。要はパエリャは米料理でイタリアでいうリゾットになります。因みにスペインではアロス(リゾット)料理に属します。

通の日本人に言わせると、シーフードを炊き込んだもので米に芯が残っていなければ本物ではないとか、オーブンに入れて表面をパリパリにするとかいう方もいますが、実際のところルールはなく、それぞれがこれが一番と思うように調理すればよいものです。

地方によっては日本のおじや風に汁気がたっぷりが一般的な所もありますし、イカ墨を使用するアロス(リゾット)、また具は出汁として使うが、テーブルに出て来るのは炊き込んだご飯だけでアリオリソースをつけながら食べる「アロス・アバンダ」などもあります。小さな海老や蟹などを除けながら食べるより面倒が省けて私個人としては好きです。

パエリャの発祥はバレンシアと言われますが、バレンシア近郊では水田が広がりジャポニカ米を栽培しているからで、昔から米を食べる習慣があったからでしょう。

バレンシアから西に20キロ程行ったアルブフェラ湖の沿岸にあるエル・パルマールは有名で、周囲は湖と田園に囲まれた村には沢山のレストランが集まっていて週末になるとバレンシアからパエリャを食べにやって来ます。公共交通機関で行くには不便ですが機会があれば是非。お勧めします。
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